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世代の違う部下と円滑に話すには


世代が一回りも違う部下がいる人も少なくないでしょう。世代の違う部下と円滑に話す技術は、今の職場環境ではとても重要です。世代が違うと、見える景色や考え方が異なってきます。しかし、それを乗り越えて良好なコミュニケーションを築くことができれば、チームワークの向上につながります。ここでは、異世代部下と円滑に話すためのポイントについてお話しします。まずは、相手の価値観を尊重することです。世代によって、価値観や考え方が異なることを理解しておくことが大切です。自分の価値観だけを押し付けず、相手の意見に耳を傾けることで、相互理解の基盤が築かれます。次に、興味や関心事を共有することもポイントです。異世代間で趣味や好きなものが違うことは自然なことですが、意外と共通点も多いものです。たとえば、映画や音楽、食べ物など、世代を超えて楽しめる話題を見つけることで、コミュニケーションがスムーズになります。

そして、フィードバックを大切にすることです。部下の意見や感想を積極的に聞き、それを評価や改善のために活かしていくことが重要です。部下が自分の意見が尊重されていると感じることで、自信を持って仕事に取り組むようになります。また、言葉遣いに注意することもポイントです。特に若い世代は、公式な場面での堅苦しい言葉遣いに慣れていない場合があります。そのため、場の雰囲気を読み、相手に合わせた言葉遣いを心がけることが大切です。最後に、柔軟な姿勢を持つことも忘れないようにしましょう。自分の常識が、他の世代にとっての常識ではないということを理解し、新しい知識や価値観に開かれた姿勢を持つことが大事です。これにより、部下との間に新たな発見や成長の機会を生み出すことができるでしょう。

部下との人間関係を良好にするコミュニケーションの秘訣

私の経験上、やはり上司が部下で良好な人間関係を築けていないと、全体の作業効率が下がり、お互いにとってストレスになります。良好な人間関係を築くポイントはこまやかなコミュニケーションです。人間関係に関するトラブルのほとんどはコミュニケーション不足に原因があるといっても良いと思います。とにかく明るい挨拶はコミュニケーションの第一歩です。特に新人さんが入ってきた時は、上司から挨拶のお手本を見せるのが大事だと実感しています。中には、「あの新人は挨拶もしてこない」と文句を言うような人もいますが、それでは上司と部下の距離は一向に縮まりません。もちろん新人が挨拶をすることは大事ですが、お手本となる上司の立場なら、相手を待つのではなく、積極的に自分から相手の顔を見て挨拶をしましょう。挨拶するだけで、おのずと職場の雰囲気はよくなり、新人や部下も上司に話しかけやすくなります。

また、上司が部下と距離を縮めたいのなら、こまめに話しかけるのが大事です。作業やプロジェクトの進捗状況を尋ねたり、困っていることがないか聞いてみましょう。天気やちょっとした世間話など、他愛のない話でも構いません。上司から話しかけられれば、部下は困ったことや分からないことを相談しやすくなります。そして、部下にねぎらいの言葉や褒め言葉をかけることも大切です。「ありがとう」「助かったよ」「遅くまで大変だったね。ご苦労様」など、気軽にねぎらいの言葉をかけられる上司は、自然と尊敬や信頼を集めます。部下が頼んだ仕事をやりきった時、成果を上げた時には、できたことを認めて「よく最後までやりきったね」「この資料分かりやすくまとまっているよ」と褒めましょう。ポジティブな言葉をかけられると、誰もが嬉しくなるものです。

本人たちの意識の問題

独身時代、まだ働いていた時の話です。それまでは男性と女性がバランスよくいる会社でばかり働いてきた私が、女性ばかりの職場に転職しました。正直、女性ばかりの会社というだけで抵抗がありましたが、やりたい仕事ということもありました。また、女性ばかりだからと言って嫌な職場の雰囲気があるかどうかはわかりません。実際に入ってみないと良好な人間関係を築けている会社かどうかはわからないものです。そう自分に言い聞かせて思い切って転職したのです。

しかし、期待はむなしく人間関係が良好な状態とは言えませんでした。新人で入社すると客観的に物事がみれます。うわべだけの談笑なのか、信頼しきっている話し方なのかということは見てわかります。私が入社したこの会社はエステティックサロンだったのですが、なぜか接客業でありながら、お昼の食事の時間帯にはお店をクローズにして全員で揃って食事をします。そういったシステムを取っているのは、忙しいのが理由で休憩が取れないのを防ぐためと、社員同士のコミュニケーションの場にと思っているからだと思います。しかし、そういった思いを込められて取りいれられていることも、なんだか無駄のように感じるほど会話も弾んでいない食事の時間でした。また、会社内では休憩時間中も携帯電話を見ることも電話をすることも禁止されていました。理由はみんなで休憩しているから、というものでした。上司も女性、部下も女性で、上司はかなり厳しい人でしたし物事をはっきりと話す人でしたが、その上司自身がこの職場の人間関係のあり方がおかしいと感じていたようです。